1.国語だよ~ん

◇ 用意するもの ・・・ 薄っぺらな国語の長文読解問題集1冊。ただし、教科書準拠ではないもの


◇ 1日の所要時間 ・・・ 20~30分


◇ 症状 ・・・ 国語がニガテな人、文章を読むのがキライな人、および、国語の勉強をマトモにしたことがない人


◇ 使用法
・とにかく、問題集にのっている文章を、がんばって読んでみよう。読まなければ、何も始まらない。ここで一番困るのが、文章を読むのがキライな人。こういう人たちは、自分からは絶対に何かを読もうとはしないだろうから、お家の人に協力をお願いしよう。お父さん・お母さんに、こう言うんだ。

「今日から、国語をしっかり勉強することにした。自分は読むのがキライだから、お父さん・お母さんの目の前で、1日1題ずつ、長文読解の文章を音読するので、聞いてほしい。読めない漢字や意味のわからない言葉は、お父さん(お母さん)に聞くから、教えてね。」

 これは、いいアイディアだぜ! いつも「勉強しろ」って、親から口うるさく言われている人、多いでしょ。もしさ、親に、読めない漢字や意味がわからない言葉があったら、「へえ~、親も知らないんだ」って、なんとなく親近感が持てると思うよ。


・説明的な文章は、1回読んだだけでは、内容が理解できないものも多い。それはだれのせいか? 君たちのせいじゃない。わかりにくい文章を書いたヤツが悪いんだ。そんな読みにくい文章を書いて、原稿料をもらっているなんて、ひどい話だ。けど、ここで君たちは「しょうがない、もう1度読んでやるか」と思い直してくれ。ようするに、筆者を「見くだしてやる」んだ。そして、そいつ(筆者)が言いたいことがわかるまで、何回も読み返すんだ。それでもわからないときは、筆者あてにメールを送ろう。「あなたの書いた文章は、さっぱりわかりません」と。


問題を解いてはいけない。問題集をやるのに、問題を解いてはいけないなどと言ったら、変な感じがするかもしれない。けど、考えてもみてよ。文章って、問題を解くために存在しているわけじゃないでしょ。読むために決まってるじゃん。だから、読むだけ。


・ちゃんと読み取れるようになれば、なんとなく、問題も解きたくなってくる。
そう思えた頃、その人の国語力は、知らないうちに向上している。


・これとは、違った角度の勉強法が、考える学習をすすめる会発行のメルマガ

「今日から実践!心の豊かな賢い子供を育てる12章」


第3号にのっています。意味のわからない言葉を減らすために、新聞の投書欄を活用しようというもの。
国語はもちろん、小論文や、ひいては、すべての教科の実力アップに通じるという、恐ろしい(?)やり方です。絶対に役に立つから、読んでみてね。




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